Web制作を始めた頃は、ひとつ納品したら、また次の案件を探すものだと思っていました。
でも、案件を重ねて数年。ある時、本業の出張や家族の体調不良が重なり、新しい営業ができない月がありました。
「今月、仕事あるの?」
正直、焦りました。
そんな時に継続の仕事を頼んでくれたのは、新しいお客さんではありません。以前関わったお客さんと、今もお付き合いのあるお客さんでした。
新しい案件を探せない時に、これまでの仕事が自分を支えてくれた。この経験が、保守や継続の仕事を大切にするきっかけになりました。
納品後の仕事が、あとから自分を助けてくれた
その時に相談してもらったのは、公開後の更新や、事業を続ける中で新しく必要になった仕事でした。
納品した仕事が終わっても、お客さんの事業は続いています。サイトにも更新や改善が必要になります。
そこでまた声をかけてもらえたことで、納品後も関係を続けていくことの大切さに気づきました。
保守は、何もしなくても収入が入る仕組みではない
サイトは公開して終わりではありません。商品を登録する、画像や文章を直す、キャンペーンを準備する。お客さんの事業が続く限り、サイトにもやることが出てきます。
だから僕は、制作中から「公開後は誰が更新するのか」「どの作業に手が回っていないのか」を聞くようになりました。必要な仕事の中から、自分がお手伝いできることを内容と料金にして伝えます。

毎月やるべきことをきちんと進め、何かあった時に相談してもらえる状態をつくる。お客さんが「この人に相談すれば大丈夫」と思える安心を積み重ねることが、僕にとっての保守です。
もちろん、何でも月額の中で引き受けるわけではありません。毎月行うことと、必要になった時に追加で相談することを分け、お互いに無理なく続けられる条件を決めます。
保守なら、何でも続ければいいわけでもなかった
以前は、頼まれた仕事を広く引き受けすぎて、専門外の対応まで抱えたことがありました。改善の考え方が合わないまま仕事を続け、最後は値下げを求められて、2年続いた契約を終えた経験もあります。
継続の仕事が増えれば、それだけで安心できるわけではありません。誰と働くのか。毎月どこまで対応するのか。どこから追加で相談するのか。
合わない条件の仕事を抱え続けるのではなく、誰とどんな仕事を続けるのかを選ぶ。その判断も含めて、今の働き方につながっています。
今のお客さんとの仕事が、収入と時間の土台になった
今は、保守・継続の仕事で毎月30〜50万円の利益があります。
毎月の収入がある程度見えることで、新しい仕事を焦って取り続ける状態から、次に受ける仕事を考えられるようになりました。子どもの習い事に付き添ったり、平日に旅行へ行ったり、釣りや水泳、ドラムにも時間を使えています。

仕事を減らしたいわけではありません。仕事を続けながら、家族や好きなことにも時間を使える形にしたかった。その土台になったのが、今のお客さんとの継続の仕事でした。
迷走と、保守を大切にする理由をBrainにまとめました
保守を始めたいと思っても、「何を提案するのか」「料金はいくらにするのか」「どんな文章で伝えるのか」で止まりやすいです。
Brainの記事では、僕が実際の案件で使った匿名化済みの提案資料・料金表・契約事例を見せながら、その時に何を聞き、どう判断し、どう続けてきたのかをまとめています。
ShopifyやWordPressの制作はできるけれど、納品後の仕事まで提案できていない方。納品して終わりではなく、その後もお客さんとの仕事を大切にしたい方に届けば嬉しいです。
Shopifyの学習から相談しながら進めたい方へ
Shopifyの学習から案件・見積もり・保守まで、継続して相談しながら進めたい方には、Mottu Compassという少人数の伴走コミュニティも運営しています。2026年11月は限定10名で募集予定です。