バッテリ腐食

仕事関係

【基板修理】ニッケル水素電池の液漏れで腐食した基板の修繕方法【電子機器】

 

 

こんにちは、もっつーです。

今回は電気の仕事をしていて、修理依頼を受けたときの話です。
ニッケル水素電池を使っている基板を修理するとき、腐食している場合があります。

 

ねこ

なぜバッテリは腐食するんだろう?
腐食した所はどうやって直せばいいんだろう?

 

そのような疑問にお答えします。

 

■バッテリ液漏れによる腐食はなぜ起こるか
■修理前に確認すること
■腐食した基板の修理方法

 

以上の内容をまとめました。

 

 

もっつー

私について
筆者は電機メーカーに入社して10年です。
最近は品質管理担当をしています。
製造部門、検査部門を経験から身に付いたノウハウを発信しています。

 

バッテリの液漏れにより腐食した基板の修理について、解説していきます。

私は仕事で基板の修理をしています。
基板が腐食する原因で一番多いのが、バッテリ(ニッケル水素電池)の液漏れによるものです。
見た目的にもう動かないのでは・・・。
そう思われるかもしれませんが、案外修理できます。

バッテリで腐食した基板を直したいと思っている方は、最後までじっくりとご覧ください。

それでは、早速はじめていきます。

 

バッテリ液漏れによる腐食はなぜ起こるか

腐食したバッテリ

基板の腐食原因

まず、基板の腐食原因といっても、様々な原因があります。

①バッテリ液漏れによる腐食

②外的要因による腐食

③長期使用による腐食

 

電子機器の基板で腐食の原因として、私が経験上多いと感じるのがバッテリの液漏れです。

①+③によって返却されるケースが多いです。
長期使用によりバッテリが液漏れを起こし、腐食する といった感じです。

 

バッテリ液漏れを起こす原因

Panasonicさんのサイトで詳しく載っていました。

 

 

簡単に言えば、長く使用しているとガスが放出され、
一緒に電解液が出てくる
ということです。
その電解液が腐食の原因となっています。

乾電池もずっと機械につけておくと、何年後かにサビているケースは結構あります。
電池を機械に付けっ放しは良くないのですね。
※昔、ゲームボーイの電池を腐らせたことあります(笑)

 

修理前に確認すること

外観の確認

液漏れ

 

液漏れの被害は他の部品にも広がる場合があります。
見た目でどこまで腐食が進行しているか確認します。

「ここまで腐食しているからこの部品まで修理が必要かな~」と予測を立てておくとよいかも。

明らかに破裂した跡がある場合、電気を流すと予期せぬことが起こるかもしれません。
事前に保護するなど、注意が必要です。

 

機能動作の確認

機器がどこまで動くか確認します。
正常に動作しても、目視で異常がある場合は念のため修理が必要です。

全く動かない場合、修理不能と判断するケースもあります。
深入りして時間を浪費するのは禁物です。

 

パターン修繕により復旧可能か

液漏れによってパターンが腐食、断線していることがあります。

その場合、回路図を見て電線によってパターン配線します。(ジャンパーと呼んでいます)
これにより動作が正常になれば、復旧可能と判断し、修理を行います。

 

自分で復旧が困難に思ったら、メーカーへ

【電気の工事屋さん】エアコン修理・アンテナ工事・照明工事・コンセント工事・防犯カメラ設置

 

腐食した基板の修理方法

部品の取外し

部品取り外し

 

交換する部品を取り外します。

長期間経った部品ははんだが外しにくいので、技術が要ります。

 

部品の取付け

部品取り付け

 

十分にきれいにしたら、部品を取り付けます。

部品が多い場合はつけ間違えに気を付けましょう。

 

パターン修繕

ジャンパー

 

修理前に実施したジャンパーを製品用にきれいに配線します。
なるべく基板に這わすようにします。

 

浮き上がっていると何かに引っ掛かってしまうので、シリコンで固定する手段を使ったりします。

 

シリコン付け

 

 

 

使用しているシリコン、コーティング剤はこちらです。

補修道具

 

 

 

 

 

機能動作試験

全ての項目が正常に動くか確認します。

ここでまた不具合が出ると再調査になるので、事前調査はとても大切です。

 

負荷試験

負荷

 

通常試験とは別に負荷をかけます。

「長時間連続運転試験」、「温度試験」、「振動試験」 等があります。

修理した基板はお客様に納入後、不具合が出ないよう念入りに試験を行います。

 

まとめ

今回は、バッテリ腐食した基板について でした。

内容は以下の通りです。

■バッテリ液漏れによる腐食はなぜ起こるか
■修理前に確認すること
■腐食した基板の修理方法

 

バッテリを使用している基板は10年ほど使うと故障する場合があります。
自身で使用する場合は、マメな電池交換が必要ですね。

 

液漏れを起こしても、大抵は修理可能です。
知識があれば丁寧に作業し、難しいならメーカーへ依頼しましょう。

 

以前書いた電圧降下についての記事はコチラです。

 

 

 

他にも工場の仕事についてネタをみつけていきます。

 

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